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抑圧された無意識があらわすもの
「キャラッ8」なる心理テストのようなものをやってみました。その人の体型や骨格から性格がわかる、ってうたってるものなので、正確には心理テストじゃないんですけど、まあそれ系です。質問に答えてって、独特な動物に分類されるっていう。心理テストってなにやっても「あ、当たってる」が半分「んーそうかなぁ」が半分なものかと思ってましたけど、これはヤバイです。当たりまくり。ていうかバレまくり?

わたしはあんまTVとか見ないので知らなかったんだけど、これって「グータン」とかいう番組から派生してきたものみたいですね。でもわたしがやったのはこの本じゃなくて、バイト先にあった雑誌の切り抜きだったんですが。で、今調べたらこれ書いたのって名越康文。名越康文ってだれかと思ったら山本英夫「ホムンクルス」の原作ブレーンじゃん!

a0035483_1433159.jpg「ホムンクルス」、やばいです。すごいおもしろい。こういうの漫画にしちゃうのすごいなーとか思ってたけど、そういうつながりがあったなんて。これは、いかにもわけありげなホームレスが、報酬のために頭蓋骨に穴を開けて第6感を目覚めさせる手術(ていうか人体実験)を受けることから始まる話。手術の後から、彼の左目にはヘンなものが映り始める。(ちなみにこのホームレスの主人公の名前は「名越」。)

人の無意識の抑圧とか、精神的な歪みのようなものをすごく納得がいく形で漫画にしている。ホムンクルスの解説シーンとか、現実と重ね合わせて「そうそうきっとそう」「絶対そう」とか思いながら読んでる。3巻で、「六感じゃなくて五感が研ぎ澄まされただけ」の説明とか妙に納得しちゃったし。
「人間というのは『身体』からいろいろな情報を、異常な緻密さで、とらえることができるようになってます。身体の微妙な緊張、筋肉の収縮、重心の偏り、顔の表情筋の動きなど。言ったらきりがありません。さらには身体や表情に現れているその人の不安や怒り、喜びや、欲求など。さまざまな内面の感情の変化を自分でも意識しないうちに、読み取って生きてるものです。例えば、誰かにプレゼントをあげて中身を開けた時に、笑顔で『ありがとう!』…と喜んでいても、それが本当に喜んでいるのか、もしかしたらそんなに嬉しくないモノだったのか…その人の雰囲気でわかるでしょ、それがまったく同じ笑顔でも。それを、みんなは『雰囲気』という言葉でごまかしているだけで、実は、身体から無意識に莫大な情報を垂れ流し、無意識に莫大な情報を受け取っている…五感を使って」

漫画なのにって半分馬鹿にする反面(ちなみに漫画は大好き☆ですよ)、読むといろいろ考えちゃって。この人すごい、こんな漫画かけるのってまじですごいといちいち尊敬してました。おもしろく引っ張ってくれるので、今わたしがやめられない漫画のうちのひとつです。でもまだ連載中なので、すごくじれったい。わたしは週刊誌(スピリッツ)で毎週ちまちま読むよりも、単行本で一気にがーって読みたいタイプだから。でもそれでも毎週チェックしてて、コンビニで立ち読んでて鳥肌立てたりしちゃってるんだけどね。
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by manamizw | 2004-10-19 01:45 | books