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ビッグ・フィッシュ
BIG FISH(2003年アメリカ) 2004/11/10@早稲田松竹

a0035483_357561.jpg□簡単適当なあらすじ□

エドワード(父親)は話が上手くて、なんでもかんでもファンタジックなおもしろい話に変えてしまう。だからみんなの人気者だけど、ただ一人息子のウィルだけは父の話を嫌っている。ばかみたいにほら話ばっかしてるから。魔女だの魚だの巨人だの、ありえない話ばっかりだから。末期癌で病床に伏しているエドワードに、ウィルは本当の話をしてくれと頼むんだけど。父親の真実っていったいどこにあるんでしょうか。

★今回はネタバレなしでいきますよ★

わたしはティム・バートンのセンスが好きだ。

でも。
妙に明るい色彩、ユアン・マクレガーのさわやかすぎる笑顔、白々しいナレーション、使い回しもいい加減にしてほしい感動音楽。そのいかにも感動作・泣かせますよ系な安易なつくりの予告を初めて見たとき、それがティム・バートンの映画だってことに全く気づかなかった。そしてティム・バートンだって知ったときに、「ええ~~これが!?なんかこれならあんまし見なくていいかも」と思った。泣かせようという作為的なものが見える映画は基本的に好きじゃない。ていうか、どうしちゃったのティム・バートン??

でも。
でもわたしはティム・バートンのセンスが好き。わたしは彼を天才だと思っている。
だから見ないわけにはいかないの!!!!!!
つうわけで、モチベーションはいまいち低いものの見てきました。
こういう、公開時の見たい指数が微妙だった映画こそ名画座です。

しかし。
映画が始まってすぐに、ティム・バートン的世界が広がっていることを確認して、安心しました。
そして「ふつうに、いいはなし」な展開に戸惑いつつも、かなり映画世界に入り込んじゃいました。
ファンタジックな御伽噺世界と息子視点の現実世界を自在に泳ぎながら、
紡がれる真実。事実より、真実。

ブシェミやダニー・デビート、ヘレナ・ボナム・カーターなど
個性強い人が変な役で変な出演、も相変わらずで、大好き。
美しい映像、きまりすぎな構図、明るいのに翳りの印象が拭えない独特の色彩感覚。
ディテールのティム・バートンぽさ。大好き。

あの、「運命の人に出会った瞬間、時間は止まる。そして次の瞬間、急速に動き始める」って言い得て妙ですね。あの感覚、確かに言葉で表すとこんなかんじ。運命の人には出会ってるかどうか定かじゃないですが、一目ぼれ(割としょっちゅうやるんです)するときはいつもこんなかんじです。

なんだかんだ言ってたわりに、かーなーり、うるうるしちゃいました。
水仙とか、ベタだけど白いシーツとか、かなりやばい。ラストも!!!
でも個人的にいちばんぐっときたのがバスルームのシーンでした。素敵すぎる。
あんなことができるのってすごく素敵な女性だと思った。
あそこまで愛されるのってすごい、って思うけど、これなら愛されるに値する女性だなぁと。

a0035483_442497.jpg関係ないけど、ユアン・マクレガーの声、変くなかったですか?
てっきり吹き替えかなんかかと思っちゃった。
ユアンてもーちょっと声高めで、ちゃんとブリティッシュ・イングリッシュを話してた気がしたんですけど。なんかこれのはしゃがれ声でアメリカ英語だったような。

←ティム・バートン(天才)

ビッグ・フィッシュ オフィシャル
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by manamizw | 2004-11-11 04:22 | cinefil