Top
モーターサイクル・ダイアリーズ
a0035483_18384349.jpgTHE MOTORCYCLE DIARIES
(2003年イギリス/アメリカ)
2004/12/30@恵比寿ガーシネ



あらすじは、どこかほかのところで。

以下、ネタバレなしで。


後に「20世紀のイコン」のひとりに挙げられる革命家、チェ・ゲバラの学生時代に体験した旅行記的映画で、簡単に言えばロードムービー。なのかも知れないけど、「若き日のチェ・ゲバラを描く」っていうところに焦点があるせいか、わたしにはロードムービー的なものよりも、旅を続けるうちにどんどんチェ・ゲバラの目や表情が変わっていくところにひかれました。ガエル・ガルシア・ベルナルって人気高いようですが、出演映画は初めて見ました。確かに綺麗な顔をしています。育ちのいいおぼっちゃん的なかんじがよく出ていて良かったです。実際チェ・ゲバラも比較的恵まれた家に生まれていたようですし。どこまでもバカ正直で、真っ直ぐなゲバラは見ていて時々不安になるけれど。あのカリスマ革命家も、若い頃はこんな普通なにいちゃんなのかと思うと妙に親しみがわいてしまいます。

a0035483_1841538.jpg親友アルベルト役のロドリゴ・デ・ラ・セルナはその名が表すとおり(チェ・ゲバラ=エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ)チェ・ゲバラのはとこにあたるそうで、ゲバラとアルベルトが実際どのくらい年が離れていたのかはわかりませんが、非常に面倒見のいい兄貴なかんじで、酒好き・女好きな豪快なかんじにかなり好感持てました。ていうかそのぐらい、ゲバラが世間知らずなおぼっちゃんぽく映りました、この映画。


自分が生涯を捧げることになるものを、おぼろげながらも、断片ではあるけれど、認識する。何かはまだはっきりと見えていないかもしれないけれど、今までは存在していなかったなにかが自分の中に生まれてしまった。旅の最後のカル・カラの空港、二人が別れるシーンの表情が、ほんとよかったです。

あとは南米の映像。『セントラル・ステーション』はわたし的にいまいちぴんとこなかったのですが、あの映画にも通じる、ざらざらとしているのにその内側は決して乾いてはおらず、むしろ非常に瑞々しくてヴィヴィッドなものに乾いたフィルターをかぶせたような、そんなイメージ。ラストシーンは非常に感慨深くて、爽やかな気持ちになれました。

a0035483_18421313.jpg

モーターサイクル・ダイアリーズ オフィシャル

最後の手紙が泣けます。
ヘタレ論 チェ・ゲバラ

(→右は監督のウォルター・サレス。)
[PR]
by manamizw | 2005-01-17 18:45 | cinefil