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永遠のモータウン
a0035483_152587.jpgSTANDING IN THE SHADOWS OF MOTOWN (2002年アメリカ)
2005/1/13@早稲田松竹


ものごころついたときからモータウンの音楽が、違うな、モータウンちっくな60年代ポップミュージックが大好き、って言ってもダイアナ・ロスとシュープリームスとかそのへんのガールズポップくらいなんだけど。


なので楽しみにしていた『永遠のモータウン』。「モータウン」「音楽」「ドキュメンタリー」「ヒットの陰で決して光を浴びることのなかったミュージシャンたち」こんなキーワードだけでもうそそられてしまいます。では、感想をひと言で。→「あれ?なんか、いまいちかも…」





ドキュメンタリーはドキュメンタリーなんだけど、なんなんだろう、この鼻につくかんじ。過去の映像とかインタビューとか、ファンクブラザースを語る上での素材を、必要以上に飾りすぎてるというか演出過剰と言うか。インタビューと再結成ライブ映像をただ繋いだだけのほうが、よっぽど好ましく感動する作品になったんじゃないだろうかって気がしてしょうがない。なんていうか、作りこみすぎ?な感じがするんですよ。

今のアーティストたちと組んだ再結成ライブはすごくすごく良くて、これだけでいいからもっと見せてくれよ!と思う。意外に多い再現映像とか、妙に鬱陶しいし、雪の中橋に一人で佇ませて「ある日突然解雇」の話を語らせるとか、スネークピットから出て行く後姿をカメラ固定で撮っててそのまま最後スタジオの電気切って音声だけ残る終わり方とか、なんかいかにもすぎて、その狙ったかんじのえげつなさが嫌。

もっと素直に撮ってほしいというか。ジェームス・ジェマーソンが偉大なベーシストだったというのは、映画を観た人が各々感じればいいことなのだから、作り手にあまりにも「すごいんだよこの人ほらほら」っていちいちアピールしまくられると、うんざりしてしまうのです。

a0035483_202127.jpgでもライブはほんと良かったですよ。久しぶりにジョーン・オズボーンを聴いて、あぁやっぱりわたしこの人の声や歌い方、好きだなぁと再認識しました。「ヒート・ウェイブ」も「恋に破れて」も最高です。ベン・ハーパーという人は実は初めて知ったのですが、立ち姿というか格好がわたしが大好きな『チェイシング・エイミー』のジェイソン・リーに似ていて(←)、好きになっちゃいました。ええ、見た目が。


あと、チャカ・カーン!相変わらずのDIVAっぷり。この人いくつになるんでしょうかね。モンテル・ジョーダンと歌う「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」とか良かったなぁ☆この曲聴くとどうしても『天使にラブソングを2』が観たくなるのは絶対わたしだけじゃないと思うんですが。

あとスタジオでどうやって曲が作られていったかの再現は良かったですね。「バーナデット」かなんかだと思うんですが、ベースの上にドラムが重なってタンバリンが重なってピアノとギターが続いて…みたいな感じ。あんなにキャッチーな一連のヒットチューンは、一流ジャズミュージシャンのスタジオやっつけ仕事でぽんぽん量産されていたんだなぁ!というのがかなり解りやすくて描かれていて、おもしろいです。

観るべき映画か?と言われたら「ハイ!」と答えます。「おもしろいか?」と聞かれたら「まぁまぁ」。

作為的な感じは嫌なんですが、それでも現在のファンクブラザースと、ライブシーンだけは見る価値あると思うんですよね。サントラ買っちゃったりしてますしね。このサントラいいですほんと。

60年代音楽と言えば、ドキュメンタリーではないんですが『グレイス・オブ・マイハート』がいいです。フィクションですが、キャロル・キングという実在の女性アーティストを描いた映画で、女性の半生を描いた映画としても60年代音楽史の裏側映画としても、よい。サントラも最高!この映画については後日(いつか)詳しく書きたいと思いますが☆

『永遠のモータウン』オフィシャル(日本語)
オフィシャル(英語)←節操ないデザインのかんじが妙にアメリカン。

こんなものも見つけました。おもしろいです。
モータウン・ミステリー
この映画が大好きな人は読まないほうがいいかも。こんな意見もアリってことで。
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by manamizw | 2005-01-25 02:13 | cinefil