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ぼくは怖くない
a0035483_2283966.jpgIO NON HO PAURA
I'M NOT SCARED(2003年イタリア)
2005/1/23@早稲田松竹


□あらすじ□
78年、イタリア、小さい村。10歳の少年ミケーレはある日、巧妙に隠された穴を発見する。恐る恐る中を覗いてみたら、なんとそこには鎖に繋がれた少年が!実はこの少年、自分の父親も含めた村の大人たちが隠している恐ろしい秘密となにか関係があるらしくて。

□ネタバレあります□

脚本も担当した原作の著者、ニコロ・アンマニーティが、全ては一面の麦畑を見てインスピレーションを得たと語るとおり、ひたすら金色でしかないその麦畑の景色には圧倒されました。確かにこれは麦畑から生まれて、麦畑で展開して(実際のストーリーは廃屋や家で進んでいくんですが、描かれる事件の隠匿性なんかは、背の高い麦畑が象徴しているものそのままだと感じたのです)、麦畑に終わる童話です。

童話?原作は童話ではなく、小説だったはず。でもなにか感じる童話っぽさ。これはきっとミケーレがいい子ちゃんすぎるのと、あくまでミケーレ中心に絞っている描き方が、そう思わせるんです。話は始終ミケーレの視点で進みます。なので誘拐事件もその詳しい背景ははっきりとわかりません。どうやって村人全員が関わる羽目になったのか、とか、あの父親の友人はどういういきさつでからんでるのか、とか。「なんだかよくわかんないけど大人たちが大変なことをやらかしてる。どうしよう。どうすればいい?どうすべき?」なかんじで進むので、まぁ甘いっちゃあ甘いのかも知れませんが、童話とかが嫌いじゃないわたしにとっては、ありかなぁと。

a0035483_2314978.jpgでもなにかしっくりこないこの感じ。なんだろう、なんか微妙にズレてんだよな。と思って調べてみたら、この監督、ガブリエレ・サルヴァトレスって『ニルヴァーナ』(←)の監督でした!こういうアーティスティックな映像の近未来映画って好き。しかも感情を持たないものが感情を持ってしまった系とかもろ好き系。でもこれはね、期待して観に行ったらなんかこう、やっぱりわたしがぐっとくるポイントとことごとくずれてたんだよね。これはわたしとこの人の感覚のズレなんだろうな。

まぁでもめがねの妹かわいい。そういやわたしも小さい頃に兄に同じことをよく言われていた。「だからついてくんなって行ったのに!」とか。スイカ持ってるシーンが大好きです。あと母親がきれい!まさに「色っぽい」っていう形容詞がしっくりくるかんじでした。にしても「だるまさんが転んだ」と蚊取り線香がイタリアにもあるなんて!

ぼくは怖くない オフィシャル(日本語)
オフィシャル(イタリア語)
ニルヴァーナ オフィシャル
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by manamizw | 2005-02-05 02:43 | cinefil