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信号 椿 曇空
ひさしぶりに朝帰りした。
(てかよくよく思い返してみれば、そんなひさしぶりでもないんだった。)
でも陽がまだ出ていない朝に、ひとりで電車に乗って帰る朝帰りはひさしぶりだった。

チェックアウトの時間まで眠っていきなよ。
そう言って彼は出て行った。午前5時。
わたしもそのつもりで、シーツの中にもぞもぞ戻ったんだけど。

眠れない。

眠りを待とうとしてみたんだけど、無駄だった。
窓から見える空が、まだ灰色だったのを喜んじゃってたから。
結局彼が出てって30分も経たずにチェックアウトしちゃった。
それにしてもフロントのおにいさんがもたもたしていてイラついた。

a0035483_112798.jpg明け切ってない朝は薄暗い。
曇っていたからより一層、暗くて重くてどんよりしてた。
目に入る光景が全部灰色だった。
ただ鮮やかだったのは
不恰好なくらい浮いている信号の緑色と
電車から見えた、線路沿いに咲く椿の赤い色。

人気のない街を見てると、
中野正貴の写真集を思い出す。
山手線をちょうどぐるっと半周した。
こんなに長く電車に乗ったのもひさしぶりな気がした。
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by manamizw | 2005-02-22 01:22 | days