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『不思議の国のアリス』邦訳
『不思議の国のアリス』が好き。
ロリコン数学講師がお気に入りのアリス・リデルのためだけに作ったたわいのないお話。
意味がないのに魅力的。
意味がないから魅力的。
言葉遊びとアリス・リデルへの(変態まではいかない)愛情。
素敵過ぎる!まじでうらやましいな、アリス・リデルが★







最近山形浩生訳のアリスを読みました。
非常に読みやすくて、今までアリス邦訳を読むたびに感じてたストレスが全然なかった。
アリス邦訳ってのは実はこんだけ出ていて、わたしは柳瀬尚紀のちくま文庫と北村太郎の集英社文庫を(しか)持っている(いない)。偶然にもこの邦訳レビュウによると最高評価と最低評価のものでした。

キャロルの言葉遊びを日本語で再現した柳瀬尚紀訳は「あぁすげえ、頑張ったよこの人」とは思うものの、そうやって日本語で工夫されればされるほど、「原文の英語ではどうなってんだ?」って気になって気になって肝心なアリス世界に入れないのです。
一方初めて話し言葉で訳そうとした北村太郎訳は、「こんな話し言葉誰も使わねえよ!」ってかんじで間違いなく脱力させてくれます。

でもそういうのは、この作品には必要悪みたいなもんなんだろうなぁと
あきらめ入ってました。それでも好きは好きだし。
なのでこの山形浩生訳を読んで「なんだ、ふつうじゃん!!」と初めて思った。
すげー自然で、アリスがちゃんと童話っぽいというか、違和感が(あんまり)ない。

「チョーへん!」と訳された「curiouser and curiouser!」。今までのほかの邦訳が
「奇妙れてきつ!奇妙れてきつ!」とか、「てこへん、へんてこ!」とか、
「へんてこんて、へんてこんてえ!」だったことを思うと歴然だと思うのです。
「チョーへん!」も最高によくはないけどほかのに比べたらいちばんしっくりな気がします。
「公爵夫人はすっごくブスだったからで」とか、全体に軽くて読みやすい。ほんと。

ていうかわたしは山形浩生自体が好きなんだな。
だってこの人の文章読みやすいもん。おもしろいし。
『CUT(この雑誌は嫌いだ)』の書評で知ってたんだけど、
これを読んで本気で好きになってしまった。

ルイス・キャロル/アリスについてはこちらのサイトが圧倒的な情報量。勉強になりました!
その中でも『不思議の国のアリス』上方落語風が最高です。
「DRINK ME」のボトルが「ワテヲ飲ミナハレ」って!!!
「こんな伸びて、まるで史上最大の望遠鏡やん!」「もう、なんちうアホな事言うてんの!」
アリスって常に一人二役で自分に話しかけてるから、この一人つっこみが想像以上にはまるんですね。

ほかアリス系サイトで気にいったもの。
Underground Residents
素敵です。

不思議の国より不思議な国のアリス
読み応えあってしかも読みやすいです。

最後まで読んでくれた方はこれでなごんでください、アリガトサンキュウ★
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by manamizw | 2005-03-01 04:19 | books