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愛の神、エロス
EROS
(2004年アメリカ/イタリア/フランス/中国)
2005/4/17@シネスイッチ



なんで今さらこんな企画が上がったのか、不思議でたまりません。
でもウォン・カーウァイ×ソダーバーグ×アントニオーニ。
この顔ぶれでタイトルが「エロ(ス)」とかゆってんのに
観ないわけいかないじゃないですか。

結論から言いましょう。
もし観なくても損はしない映画かと思います。
ただ、お祭りみたいなもんです。
祭り好きは観てみたらいかがでしょう。
それなりです。






a0035483_23242758.jpg若き仕立屋の恋
The Hand (ウォン・カーウァイ)


一緒に行った連れは「一番良かった」と言ってました。
でも実はわたしは前日の寝不足と、上映前に軽く飲んだ一杯のビールですっかり気持ちよくなっちゃって、ぐっすり眠らせていただきました。(でもそれでも話も雰囲気もちゃんと伝わりましたよ、一部なら)


仕立屋っていう、ギリギリ感がエロくてよい。
「この女の体は全部知ってる、ただしサイズだけ」みたいな。
「こいつのことは何でも知ってる、ただし実践はなし」みたいな。
抑圧された、秘められたエロ。
いいですね。
抑えてる感じが逆にそそられます。
わたしはきっと抑えが足りないんだと思いました。
奔放と下品の違いってなんでしょう。
自分には微妙なラインなのでこれからは抑え気味でいこうかと思います。


a0035483_23303937.jpgペンローズの悩み
Equilibrium (ソダーバーグ)


趣味で言えば、わたしはこれが一番好きかなー。
映画で、という観点だと絶対ウォン・カーウァイのが一番おもしろかったとおもうのですが、なにせその一番力作ぽかったウォン・カーウァイで眠るという失態を犯してしまったんだもの。残念です。
いかにもソダーバーグ的な話でした。


夢、青、欲望。この3つってソダーバーグのテーマじゃないかって気すらしてしまいます。
『蒼い記憶』っぽい。もっと軽くしたかんじ。
この「笑えないユーモア」的なもの。
ほんと笑えねえ…
おもしろいのか、これ?
「好き」は趣味の問題です。
夢っぽいていうか、無意識を描いたものとかって好きなんですよ。



a0035483_23381191.jpg危険な道筋
Il filo pericoloso delle cose 
(アントニオーニ)


実はわたしのオールタイムベストフィルムはこの人が '67年に撮ったBROW-UP(『欲望』)です。
それはわたしがコジャレムービーに熱を上げていたときだけでなく、コジャレ映画ってほんっとにこっぱずかしいよねって思ってる今でさえも、別格で大好き。

なんていうか好きなもの詰まりすぎで。
そのアントニオーニの最新作。
ていうかアントニオーニってまだ生きてたの!?って思いましたよ、ええ。
でもどうやら今お口がきけないようです。
いかにもアントニオーニ的な、大地のエロスだか自然のエロスだか
どうとでもなんとでも、でかく意味がとれそうな、
それでいてほんとに意味あんのかよこれってつっこみたくなるような、
そんなおはなしでした。
わたし愛の不毛だの不条理だの言ってても
『情事』とかあたりはすごい好きなんですけどね。
ここまで来ると「もういいや」ってかんじでしょうか。
これがおもしろかったって人、どのへんがおもしろかったのか
教えてくれませんでしょうか?わたしの頭でも理解できるように、やさしくお願いします。


a0035483_2344363.jpg
←それでもわたしのオールタイムベストを撮った人。
まだ映画撮るか、っていうその根性が素敵です。

オフィシャル(日本語)
オフィシャル(英語)
英語のが赤×黒のカラーリングで素敵です。
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by manamizw | 2005-05-13 23:54 | cinefil