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らくだの涙
a0035483_1402451.jpgTHE STORY OF THE WEEPING CAMEL
(2003年ドイツ)
2005/4/20@早稲田松竹



モンゴルドキュメンタリィ。
初産で難産、でようやく産まれた子供は白いらくだ。
母らくだは子らくだを愛せない。育児拒否ですね。


ドキュメンタリーなんだから当たり前なんだけど、
出産シーンとか生々しすぎてびびりました。

難産なのでなかなか出てこないんですが、
産まれかけの子らくだの足をからだからびよんと突き出した状態で
歩き回る母らくだの映像とか、なかなか衝撃的で。
(関係ないけど「らくだのからだから」ってなんかおかしい)

以下、ねたばれしてる、たぶん。




見かねた主人は、その半分突き出た子らくだの足をひっぱって
出産のお手伝いをするんですが、
特に前足というか前半身が抜けるときの
「ぬるぬるぬるぬるぐちょっ」みたいなかんじが
思わず「うぅぅぅぅぅぅ」となってしまいました。


a0035483_1513671.jpg母親にかまってもらえない白らくだが、けなげすぎて悲しい。「どうも自分のことを嫌ってるらしい」と感じてても、やっぱり母親に寄っていきたいんだよな。

そいでも文字通り足蹴にする母らくだ。
ほんとに足蹴にしてたから。
後ろ足で「こっち来んじゃねーよ」ぽく、ぽんって蹴ってて。


で、この状態を打破すべく呼んできたのが音楽教師。
そのやり方というのが興味深かったです。
ただ演奏して終わりだろうとか思ってたんだけど、
まず馬頭琴を、母らくだの体にくくりつける。
すると鳴り出す馬頭琴。演奏者はモンゴルの風かよ、ていう。
で、はじめ嫌がってて荒れてた母らくだがその音を聞いて次第におとなしくなって。

そいでやっと音楽教師が馬頭琴を外して自分で演奏する。
それに合わせて主人の妻が歌う(美声!!!)。
そしたらなんと!

らくだ泣いちゃってるよ!!!!

ほんと涙流しちゃってるよ!!!
なにこれ?なんで?すげえ演技!(違)


a0035483_1525100.jpgそして、らくだはもちろんそうなんですけど、それよりも垣間見れるモンゴルの生活が興味深かった。

たぶんその遊牧民の生活だけのドキュメンタリーとか、らくだだけの生活の様子とかに絞ってしまうときっと退屈で眠ってしまってたと思う。
らくだと、遊牧民の暮らしぶりを行き来する撮りかたがいいアクセントを生んでてよかったです。


ところで遊牧民の家族のひとたちは、現代的な生活を
拒んでいるのかと勝手に思っちゃっていたものですから、
最後結局TV買っちゃうのかよ!ていう思わずつっこみたくなる展開は
ほほえましくて良かったです。

つかみんな肌きれい!髪もつやつやだし!
やっぱり美しさを作るのは基本的な、きちんとした生活なんだなぁと実感。
自分を省みてすごく反省しました。

オフィシャル(日本語)
オフィシャル(英独米)
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by manamizw | 2005-05-27 02:00 | cinefil