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ザ・インタープリター
a0035483_17411676.jpgTHE INTERPRETER
(2005年アメリカ)
2005/6/8@某シネコン


週末公開が楽しみな『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』の前夜祭映画。
映画前に「ほっとけない世界の貧しさキャンペーン」という、長い名前のCMが付きます。


■簡単適当にあらすじ■
アフリカ某小国元首暗殺の話を、偶然耳にしちゃったことから
命を狙われる国連通訳、ニコール・キッドマン。
守るためってよりは、元首暗殺阻止のために
通訳をガードするシークレット・サービス、ショーン・ペン。

「ひょんなことから(ひょんってなに?)
うっかり偶然知ってしまったために、命を狙われる」ていうよくある話。
一方でこの映画の核になってるのが、「暗殺の話を耳にした」と証言している
ニコール・キッドマンがすげえ胡散臭いということ。

嘘じゃねーの?つーかお前が暗殺するつもりなんじゃねーの?
と睨むショーン・ペンは、実は2週間前に妻を事故で亡くしていて
心に傷を負っている、という、やっぱりなんかどっかで聞いたふうな話。


以下、長ったらしいので最初に率直な感想を→そこそこおもしろかったです。

隠します。ねたばれするほど映画のこと語ってません。
映画の感想よりも、わたしが言いたいのは、トム・クルーズさげちん説です。
シドニー・ポラックとシドニー・ポワチエを未だに間違えるわたしですが、
シドニー・ポラックっていまいちなんだよねえと思っています。



昔、流行通信あたりの雑誌が大好きで、よく買っていました。
この手のスノビッシュな物がやたら好きな時期って、絶対誰にでもあると思うんですが。

で、その流行通信で、『現実逃避』という特集の号がありました。
中にはありとあらゆる著名人に、「あなたにとっての現実逃避方」を
たずねまくるページがあって、その中で誰かが「映画を観ること」と答えていたことが
すごく印象に残りました。誰だったのかはさっぱり覚えてないんですが。

映画を観るって、確かに現実逃避です。
少なくとも、真っ暗な空間で映画に集中している
2時間なり2時間半なり1時間半なりの時間は、
(よっぽど退屈なものでない限り)映画の世界に入り込んでいて、
現実なんてものから、一時的ではあるにせよ、隔絶してもらえるのですから。

何も考えたくないときに映画を観る、っていうのは
それまでも無意識的にやっていたのだと思いますが、
それ以後かなり確信的にやるようになりました。

そして、こういうときは無性に「映画映画した映画」が観たくなります。
「私って誰?」「本当の自分って…」「生きるってなに?」とかそういう系の小品映画は
現実逃避には向いていません。

a0035483_188876.jpgで、『ザ・インタープリター』。
それにしてもまたしょうもないタイトル。なんかもっとましなタイトルつけらんないんでしょうか。

でも、わたしシドニー・ポラックっていまいちなんですよねえ…。
よくこの人の映画って「手堅い」って言われてますけど、「手堅い」ってそれほめ言葉?フォローの言葉にしか聞こえないんですが。


まぁそんなにエラそに言えるほど、この人の映画を全部観てるわけじゃないけど、
『サブリナ』とかなんのためのリメイクだかさっぱりわかんねーし
『ザ・ファーム/法律事務所』とかうんざりするほどすげーつまんねーし
『追憶』はこてこてすぎてとても集中してられなかったし
『雨のニューオーリンズ』も途中で飽きたし
『愛と哀しみの果て』『ランダム・ハーツ』は観る気力も興味も偶然観る機会もなく未見。
あ、『トッツィー』は、そういえばそこそこおもしろかったかな?

ていうか今気づいたけど、この人の映画って主演の女優がさっぱり魅力的に見えない!
ジュリア・オーモンドもバーブラ・ストライサンドも、主演じゃないけどジーン・トリプルホーンも。
そもそも観てないけどメリル・ストリープとか
クリスティン・スコット・トーマスとかタイプじゃないしなぁ。
『雨のニューオーリンズ』のナタリー・ウッドはそこそこかわいく見えたけど
でもそれはナタリー・ウッドそのものと言うよりは
60年代の映画ならとりあえず食指が動いてしまうという
わたしの趣味が大きい。

a0035483_1824374.jpgで、今回はニコール・キッドマン。
わたしこの人好きです。きれいだから。

あまりにきれいなので、
彼女の顔アップとかになるたびに
ストーリーのことなんか忘れて、その美しさに見入ってしまうという、サスペンスとして致命的な欠点を持った映画になっています。


ここ数年、ニコール・キッドマンが好きです。
数年というか、トム・クルーズと別れてからの彼女が好きです。
本当にお人形のように美しくて、きれいでかわいらしい。
このさらなる美しさも、光放つ存在感も、全て離婚後。
「トム・クルーズの奥さん」時代には、なんか品がない、
Cなイメージしか持っていませんでした。今と逆のね。
これって絶対トム・クルーズが「さげちん」だからだと思う。

ペネロペ・クロスが、出たてのころは輝いてたのに
トムとくっついてからは、いまいちぱっとしてないのも明らかにそれが原因だ。
でもペネロペもさげちんとは別れたらしいので、
これからまたどんどん光を取り戻すことでしょう。
トム・クルーズはぜってえさげちんだ。


ええと、前置きが異常に長くなりましたが、
『ザ・インタープリター』、おもしろかったです。

a0035483_18254481.jpgわたしはニコール・キッドマンとショーン・ペンと、初めて撮影を許可された国連を見に行ったので、もうそれで大満足。

ストーリーが都合よすぎとか、展開に穴があいてるとか、ないわけじゃないので、サスペンス好きな方がそういうのを期待して観たら、いまいちな映画かもしれません。見所がストーリーじゃなかったわたしはなかなか楽しめました。

a0035483_1829319.jpgショーン・ペンの情けな顔(←常に上目遣い・額に皺寄せ・あひる口)が、過剰すぎてときに鼻につくんですけど、全体的にはオールオッケー。

ただ、途中で「このまま二人がくっついちゃったらどうしよう?」と不安にさせる演出がありました。
あのへんはもーちょっとドライにいってくれたほうが、好みです。


a0035483_18305781.jpgでもまぁわたしのイメージでいうと、この監督(←)って「社会派メロドラマ」ってイメージなんで、それを思えば、よくここでメロにしないで踏ん張ったね、えらいえらいってとこですか。なのでわたしが今まで観たシドニー・ポラックではこれが一番好きです。

(てゆってももしこの主演がハリソン・フォードとクリスティン・スコット・トーマスとかだったらたぶん「つまんねー!」とか言ってますが)

ちなみにこの映画、実際に起きた事件がもとネタです。
2003年の12月、国連本部内で警備員が頭に銃弾を浴びて倒れてるのが発見されました。
事件のほうは自殺か他殺かもあいまいのまま未だ解決されていないそうですが。

字幕はわたしにはひさしぶりの戸田なっち。
携帯電話を「ケータイ」と訳すのが気に入りません。


オフィシャル(日本語)
オフィシャル(英語)
つくり自体は全く一緒ですが、日本語サイトは英語オフィシャルにはあるプロダクションノートがありませんね。ちゃんと作ってほしいです。
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by manamizw | 2005-06-09 18:38 | cinefil