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運命じゃない人
a0035483_121957.jpg運命じゃない人
(2004年日本)
2005/7/26@ユーロ


なにやらまわりの評判が著しく高い『運命じゃない人』を観に行ってきました。

あらすじはどこかほかのところでお願いします。


どんな映画か?というと、
一晩の同じ出来事を、三者の視点から繰り返し描いたもの。

一言感想→惜しい!

以下、軽くねたばれ。



タイムスパイラルな話って大好きなんです。
バラバラな話がするっと最後にまとまる快感。好き。

でもこの手の作りはもう新鮮とは言えないですね。
時間軸交差だけでは売りにはならない。
この手の作りが大好きだからこそ、そう思ってしまいます。

a0035483_148324.jpg不満なのは、テンポが悪いということ。なんか間延びしている。特に最初の宮田のエピソード。
(宮田が日本一いい人、という設定なので、このゆったりテンポじゃないとダメなのかも知れませんけど)

でも始まって早々に「あー。失敗かも。大丈夫かこの映画」と不安になってしまいました。ていうかわたし、単に期待しすぎてしまったのかな。


二話の神田、三話の浅井はおもしろいんですけどね。
もうちょっと個々の話のテンポを上げて、
もちっといろんな人のエピソードを入れたのが観たいな。
途中の扱い方から、
便利屋のやまちゃんとか、レストランのウェイター視点の話なんかも当然
盛り込まれてるんだろうと勝手に解釈してしまったので、
「あ?もう終わりなん?」と思ってしまいました。
真紀の婚約者は実は宮田の同僚の「部屋貸してよ」っていう男だった、とか
そういうつながりがあるのかな?とか勝手に深読みしちゃったかも。
もっと短く、もっとたくさん!
わたし欲張りなんで。

a0035483_1274191.jpg板谷由香(←)が相変わらずキレイでした。この人すごい好み。神田役の人もすごい好み。浅井役の人もけっこう好み。ルックスが。

神田が名言をいっぱい吐いてましたが、これは監督の言葉らしいですね。「30越えたら運命の出会いとかないから」「タイミングはあるとかないとかじゃなくて作るもんなんだよ」「電話番号をなめんなよ」「全くの他人とそうじゃない人を分けてるのは電話番号を知ってるか知ってないかなんだよ」

わたしは脚本とか書かない人間なのでアレなんですが
きっと脚本はよくできてるんだろうなぁと思わせる話でした。
なんていうか、辻褄合わせがすごくしっかりと良くできてるんです。
でも、もっと!もう少し!そんな感想を抱いてしまいます。

まーでも巷のロードショー公開されてる邦画に比べたら
こっちのが全然面白い映画だと断言できますけどね。
今年の邦画を語る上では外せない作品だと思います。
期待しすぎは厳禁!ということを身を持って体験しました、それだけ残念。
この監督(兼脚本/内田けんじ)のほかの作品を観てみたいです。

オフィシャル
内田けんじの『運命じゃない人』ブログ
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by manamizw | 2005-07-29 01:53 | cinefil