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ヒトラー ~最期の12日間~
a0035483_040096.jpgDER UNTERGANG
DOWNFALL
(2004年/ドイツ・イタリア)
2006/1/26@早稲田松竹


良く出来た映画だ、とは思うんだけど
でもやっぱり
良く出来た映画だ、とだけしか思えない。
(文句ではない)


監督はオリヴァー・ヒルシュビーゲル。
『es[エス]』のときも思ったんだけど、
面白い映画ではあると思うんだけど
どうも私の心にぴったりとははまらない。
これはきっと私と彼の作品のクセの、相性なんだろう。

いろんなとこのあらすじとか読むと、

「ドイツ軍が追い詰められていくことで
どんどん狂人化していくヒトラー…。」

らしい。

↓そんなにねたばれではないです。



でも私には彼の言動は狂人化とは思えず、
むしろ追い詰められた人間の酷く真っ当な反応に思えた。
(あ、「まともな行動」って意味ではなくて。
誰だってあの状況ならああいうとち狂った言動になるだろう、と)。

行動が狂ってるのはむしろ
ヒトラーを崇拝している側の人間だ。

a0035483_132963.jpg私はヒトラーがどんだけ酷いことをしていたかというよりも、そんな人が少なくとも当時大勢の国民に支持されていたという事実のほうが恐ろしい。

そしてそこに興味もある。
だからヒトラーの人間味溢れる描き方をしていた
この映画はすごく興味深かった。
これって美化じゃないの?という思いも一瞬よぎったけど。

この映画155分もあったのかー。
今改めて確認してびっくり。
全然長く感じなかったなー

でも一つだけ言えば
前半、映画の世界に入り込めなくて少し気が散ったんだよな。
なんか集中力を削がせる何かがあった。
ほんの前半の一部だけど。
これも相性の悪さ故か。

最後に収められたトラウドゥル・ユンゲのインタビューで
映画全体が一気にしまった気がした。
あれがあるとないとでは全然印象が違ったと思う。

タイトルは、「ヒトラー最期の12日間」ってよりは
「ナチスドイツ最期の12日間」。
私は群像劇として、のほうがおもしろかった。

オフィシャル(英語)
オフィシャル(日本語)
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by manamizw | 2006-02-01 01:16 | cinefil