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珈琲と小学校 京都芸術センター day1-1
a0035483_21312726.jpgホテルを11時にチェックアウトして
右も左もわからない私はとりあえず本屋で
街歩き用の地図を買う。
ついでに旅行仕度が全く出来ていなかったので
着替えとバッグも買う。

この京都旅に目的なんかないんだけど
あえていうなら全く自分の知らない、
自分にとっての非日常的な街で
日常的なことを繰り返しながら
現在抱えてる全部のもやもやを無視すること。

そのためには服を変えなくちゃ。
昨日着てた服には
昨日の空気が染付いている。

こないだ、雨の日に
BEAMSで買ったばっかのバッグは
筒型のボストンで
うろちょろ歩き回るのにはやっぱり両手が開いてたほうがいいから
雑貨屋でななめがけバッグを探す。
でも結局肩かけのリメイクデニムトートを買う。
可愛い。ひとめぼれ。

新しいお洋服で身支度して
荷物を片して
不要なものはロッカーに預けて
とりあえず喫茶店へ。








a0035483_21374053.jpg京都の喫茶店と言えばイノダコーヒ
(私の中では)

アラビアの真珠、という
不思議だけど
なにやら魅力的な名前の珈琲を頼んで
地図をぱらぱら見ながら
一日の作戦を練る。
珈琲は普段なにも入れないで飲むけど
ここのははじめっからお砂糖・ミルク入り。

ハイ、ぼけました。
被写体との距離が
80cm以内だとロモはだめです。




月末にもまた京都にやってくる。
そのとき行く約束をしている場所は避けた。
例えば、恵文社とか清水寺とか。

でもとりあえず、いちばん行きたい場所は決まっていたので
そこに向かう。

京都芸術センター

廃校になった小学校を利用した、
京都における芸術振興の拠点施設。

ギャラリーでは若手作家の展覧会を開催中。

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でも私はそれより何より
この施設自体に心を奪われてしまった。
昭和のにおいのする、
元・明倫小学校。

木の廊下、木の階段、
タイルの水飲み場、
窓から見える中庭、
木の机、木の椅子、黒板。

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木の廊下を歩くと自分の靴が
こつこつこつ、
と音を立てる。

その音が、
私の背筋を伸ばした。

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談話室として開放された
元・教室で
椅子に座ってみる。

外はあたたかなのに、
ひんやりとした教室。
木のにおい。


a0035483_2250411.jpg遠くからかすかに聞こえるのは
誰かの靴音と
1階のカフェの騒音だけ。

本当に本当に
静寂が空気を満たしていて、
その空気を吸うだけで私は満ちていった。

静かに楽しくて、
静かに幸せで、
静かにうれしい。

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なんだかもう、どこにも行きたくない。
(まだ1箇所目なのに!)

このとき時間は午後3時ごろ。
窓から差すひかりがやわらかで、
それを受け入れる木の廊下、階段の
濃茶色が、ただもうシックで美しくて。

名残惜しいけど
滞在時間は限られている、京都旅。
後ろ髪を引かれる思いで
ようやく後にしました。
でもそれでもかーなーりいたけどね。

ちなみに1階に入ってるのは
前田珈琲明倫店。
ほか図書館、資料室などある
とても素敵な場所。
いいなぁ、こんな素敵なところに
ふらりと寄れる距離に住んでる人たちは。

Day1-2へつづく。
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by manamizw | 2006-04-25 02:34 | days