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ダック・シーズン
a0035483_5445370.jpgTEMPORADA DE PATOS
DUCK SEASON
(2004年メキシコ)
2006/5/29@イメフォ


日曜日。14歳の午後。ゲーム。宅配ピザ。
コカコーラ。ポテチ。女の子。キス。
はっぱ入りのブラウニー。
水道管からもれる水。停電。…アヒル?

主に部屋の中だけでしか展開しない話、
モノクロ映画。
1日の一定時間だけを切り取ったお話なのは
『エイプリルの七面鳥』ぽくて好き!
(人んちのオーブン借りるとこも偶然にも一致)

なんともないある一日の様子なんだけど、
げらげら笑えるわけじゃなくて くすっと笑う感じ
少し毒が…ないわけでもない、みたいな。
うん、好き!主題歌良いし!




a0035483_5454928.jpg「今年最高の掘り出し物ムービー!」とかいう、
非常に危険な匂いのするコピーに動かされて
観に行った。踊らされてみた。
こんなコピー、限りなく微妙な雰囲気ぷんぷんしてるし
ヤバそうだなーとはわかってんだけど、
わかってんだけどでも惹かれてしまうんだよな。
あと「メキシコ映画」ってとこにも動いた。

まぁ結果オーライ。面白かったです。

淡々と話が進むんだけど
(そしてほぼ室内劇なんだけど)
妙に動きがあるっていうか、
なんだろう、淡々とはしてるけど静かな映画じゃない。
いや静かは静かだけど。

話していくうちに、みんなが抱えてる悩みとかがどんどん浮き彫りになっていく。
まぁ生きてんだから悩みなんてあって当然なんだけど
映画じゃなくて、実生活で
「悩みを口に出す」っていうシチュエーションってあんましないじゃん。
私が言わないだけかもしれないけど。

だから「悩みが出てくる」だの「浮き彫りになる」とかは実はどうでもよくて
(だってそんなんあって当然だからね)、
「悩みを口に出してしまうシチュエーション」にたまたま居合わせる、っていうのは
とても貴重で素敵な経験だよね。
その悩みの思い軽い浅い深い関係なく。

普通の日曜日のはずだった一日が
4人の登場人物にとって意味ある一日になったのは
きっとそういうことなんだろうなーと。
そしてなんだか素敵な一日。

映画として切り取った一日のこの時間内に、
悩みなんて誰もなんも解決しないから。
そういう展開がむしろ好き。
だって世の中うまくいかないことだらけじゃん。
解決するかしないかってよりは
気持ちを整理できるかできないかってことが大事なときだってあるもん。

a0035483_5452593.jpg映画のはじめに「ジム・ジャームッシュに捧ぐ」的なことを言ってたんだけど
監督はジャームッシュと小津が好きらしい。
小津は観たことないからわかんないけど
ジャームッシュっぽいちゃージャームッシュぽい。
ああいうの好きな人にはおすすめ。
淡々系がきらいな人にはすすめない。

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by manamizw | 2006-06-05 02:08 | cinefil