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カテゴリ:1960s( 20 )
女性上位時代
LA MATRIARCA(1968年イタリア)a0035483_114216.jpg
若くして未亡人になったカトリーヌ・スパークが性の探求に目覚めるバカエロ映画。オープニングのチェアの映像と、併せて流れるモンドなラウンジ・ミュージックからして素敵☆とにかくカトリーヌ・スパークが男をとっかえひっかえするよりさらに衣装のとっかえひっかえがたくさんで、いちいち楽しめます☆68年のイタリア、でもこの映画はカトリーヌ・スパークの設定が金持ちの未亡人なので、お洋服はモードなクチュール中心です。私はどちらかというとストリートなファッションのが好きなんだけど、でもツイードのケープとか飾りボタンが印象的なワンピとかには心奪われました。あとミッドセンチュリー家具ね!しかしカトリーヌ・スパークってほんとかわいいわ。エロかわいい。小悪魔魅力全開です。私的にはルームウェアのベビードールとかキャミワンピがつぼで、映画を見てからまねっこしていろんなナイトウェアを集めて着ては悦に入ってました。でもふしだらスパークを「きみは性に目覚めた天使。革命を起こしただけだ」といって愛し続けてくれるジャン・ルイ・トランティニャンって大人で素敵☆と小悪魔、ってよりまんまアクマな私は思いました。
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by manamizw | 2004-07-27 17:44 | 1960s
チャパクア
CHAPPAQUA(1966年アメリカ)a0035483_0563211.jpg
ドラッグとアルコール中毒から抜け出すためにサナトリウムに入った主人公が見る幻覚や夢を映像でつないだ映画。時間軸をばらばらにカットアップした構成とかモノクロに挿入されるカラーの映像、さらにシタールの音楽とか、洪水みたいに押し寄せる映像の波で、ほんとに幻覚か夢でも見てるみたいな気持ちになりました。でも嫌な感覚ではなくて、(こういう映画ってまるで「酔ってる」みたいなかんじになってうんざりしてしまいがちなんだけどこれは別)、むしろ面白かった。彷徨うコンラッド・ルークスが自己を探求しているようで非常に哲学的な印象を持ちました。ていうかそんなことより出てる人たちがすごすぎます。ウィリアム・バロウズ、アレン・ギンズバーグ、オーネット・コールマン!!beatnik万歳☆
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by manamizw | 2004-07-26 17:43 | 1960s
アンナ
ANNA (1966年フランス)a0035483_0475558.jpg
言わずと知れたアンナ・カリーナ主演のTVムービー。監督がゴダールじゃないアンナ・カリーナって、これと『修道女』しか見たことないかも。アンナ・カリーナがでかい黒ぶちめがねをかけてて、要するに「めがねとったら美人だった」系の、歌い踊るミュージカル。音楽がゲンズブールで、非常に耳なじみのよいポップソング。衣装とか、セットとか、とにかくカラフルですごいキッチュな印象でした。いわゆる60年代の雑多な感じ。もちろんかわいいし大好きなんだけど、ゴダールの映画でよく感じたセンスの良さを私はこの監督には感じないのです。60sフリークの私にとって60年代って、そのディケードまるまるとそこに付随してくるものすべてかわいいんだけど、それってつまり誰が撮ったどんな映像や写真でもその被写体がかわいいわけで、この映画(TVか)はそっちの意味でのかわいいんだということを見るたびに痛感します。ってか、嫌いじゃないよ。アンナの透明ビニールレインコートやボーダーのニーハイソックスをはじめとしてお洋服とか小道具とか、室内装飾とかめちゃくちゃかわいいし。アンナのヘタウマな「太陽の真下で」とか歌えるもんね。
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by manamizw | 2004-07-23 22:14 | 1960s
ラ・ジュテ
LA JETEE(1962年フランス)a0035483_03539.jpg
この映画はやばいです。ここで私がわざわざ書かなくても相当有名ではあるけど、静止画からなる映像+ナレーション+音、なんでこんなこと思いついたんだろうこの人は。一箇所だけ動画になる瞬間はなんだかすごく不気味です。すごく知的な香りがしました。テリー・ギリアムのセンスが大好きな私は『12モンキーズ』も好きだったけど、これに比べたら『12モンキーズ』は"inspired by "ていうよりちょっと贅沢なイミテーションぐらいです。

ところで関係ないけど『12モンキーズ』とこの『ラ・ジュテ』、さらに『12モンキーズ』のメイキングを続けていっぺんに放映してしまうWOWOWは素敵です。ラ・ジュテの頃には明けの4時くらいになってたけど一気に目が覚めました。

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by manamizw | 2004-07-21 17:43 | 1960s
血とバラ
ET MOURIR DE PLAISIR(1961年フランス/イタリア)a0035483_081559.jpg
初めて見たロジェ・ヴァディムです。もちろん見たときはそんなこと意識してなくて、あとから知ったんだけど。吸血鬼を題材にしてホラーっぽくした映画。で、ちょっとレズっぽい味付け。なんか全編に漂う佇まいの情緒というか、雰囲気がすごく好きでした。こういう雰囲気のあるホラーぽい映画、もっと見たいんだけど。
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by manamizw | 2004-07-21 17:10 | 1960s
地下鉄のザジ
ZAZIE DANS LE METRO(1960年フランス)
a0035483_02355.jpgルイ・マルが撮ったスラップスティック。スラップスティックは嫌いなわけじゃないけどそんなに好きでもないです。短いのならいいけど長いとしんどい。この映画は93分で、映画としては短いほうだけど見てるとすっごい長く感じます。真剣に見ると疲れるのでBGVで流しっぱとかのが絶対いい!

映画としてどうこうより、要所要所がかわいいのでそれが好きです。ザジがムール貝を食べるシーン(私はムール貝嫌いだけど)とか、エッフェル塔で凍える北極グマとかかわいい★

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by manamizw | 2004-07-18 11:36 | 1960s
小さな兵隊
LE PETIT SOLDAT(1960年 フランス)a0035483_8375272.jpg
それまでゴダールは色だ、映像だ、ファッションだ、時代の空気だ、としか思っていなかった私が、別の魅力にとりつかれました。それは「言葉」です。出てくるセリフがすごく素敵で、その言葉の魅力に映画見てる間ずっとうっとりしてました★「写真が真実なら、映画は写真の24倍真実だ」とか、あまりに印象的過ぎて忘れられません。なにげない会話とか、主人公のモノローグとか、モノクロの映像に乗せて詩のように言葉が紡がれている様子は、映画以上のものに触れている気がしました。劇場公開時に販売していたパンフは、劇中で使われている言葉とスチールを組み合わせたすばらしいシロモノで(しかも装丁がとても素敵★)、それでひとつの「本」として充分成り立ってしまいます。アンナ・カリーナを追う瑞々しい映像は初めてアンナを起用したゴダールの心情が表れるような、優しさと好意が満ち満ちていて、映画は決して明るい結末じゃないけどなにかほっとさせられるものがあります。このあとゴダールは「女は女である」をとってアンナの魅力を最大限に引き出し、そして二人が破局した頃の「気狂いピエロ」ではアンナは(劇中ね)殺されてしまうのです。意図はないにしてもその関係性はおもしろいよね。
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by manamizw | 2004-07-17 21:18 | 1960s
勝手にしやがれ
A BOUT DE SOUFFLE(1959年フランス)a0035483_8255215.jpg
初めて見たゴダールです。ストーリーを辿っていくだけが映画じゃないと知った記念すべき映画です。適当やっちゃった感(言葉は悪いけど、緻密に作り上げた映画では決してないと思う。カットはくじ引きで決めたとか聞いたことあるし。でもそれが当時すごく新しかったんだろうな~)がいい結果に結びついているのはやっぱりセンスの問題!だと思うのです。技術的なものは今の時代からしたら全然新鮮じゃないと思う、でもやっぱりろくでない男がろくでなく生きてろくでなく人生を終えて、女もなかなかろくでない生き方をしている、その描き方は何度見ても褪せない。ジーン・セバーグの「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン!」は大好き。なんかこの映画って、おしゃれとかオシャレとかじゃなくて洒落ているってかんじ。この感じわかってくれる人はわかってくれるはず!
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by manamizw | 2004-07-16 21:40 | 1960s
女は女である
UNE FEMME EST UNE FEMME (1961年フランス/イタリア)a0035483_843064.jpg
こんなに楽しくてかわいくて暗いのに明るい映画を見たのは後にも先にもこれが初めてです。劇場で見て、ビデオ買ってビデオで見て、ビデオで見て、ビデオで見て、ビデオで見て、数え切れないくらいビデオで見倒して、DVDも買って、台詞覚えそうな勢いだけどオールナイトで上映なんかやったりすると(こないだの文芸座)いまだに「行かなきゃ!見なきゃ!」って気になります。
ゴダールが初めて撮ったカラーの映画というだけあって、色彩自体を楽しむように全体に鮮やかな色が溢れていて、視覚的にも非常にmerryな気持ちになれるのです。部屋やバーや本屋、街、など、あれだけ一つの場面に色数使っているのに不思議と統一感があって、悪趣味に陥らないのはゴダールのセンスのなせる業だと思う。色彩のほかにも言葉や文字、音楽の使い方など「ゴダール的なもの」がごろごろしていて、それが私の趣味にぴったしはまるものだからほんとに何度見ても飽きません。
あとは、アンナ・カリーナ!!それまでゴダールのミューズの一人ぐらいにしか思ってなかったけど、この映画のアンナはほんとにチャーミングで、すっかり虜になりました。だって、かわいすぎる。
本でけんかするシーンとか、子供ほしさにあっさりベルモンドと寝ちゃう展開とか(でも愛してるのはブリアリだけ!こういうまじめでいいかげんってほんとに判る、こういうのをあっさり映画にしてそしてこんなタイトルをつけて世に出してしまうのってやっぱすごくない?)、大好き。『ピアニストを撃て』を見に行く、とか、家帰って『勝手にしやがれ』を見るんだ、とか、ジャンヌ・モローに「ジュールとジルは元気か?」って聞いたりとか、ジュークボックスの中に『ピアニストを撃て』のジャケットが見えたりとか、そういう横のつながりが見えるのも楽しい★

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by manamizw | 2004-07-16 20:40 | 1960s
欲望
BLOW-UP(1966年 英)a0035483_7502733.jpg
これはもう誰がなんと言おうと私のオールタイムフェイバリットな1本です。何がいいって、全部!画面に映るもの(はしばしにちょっとでも映るもの含めて)、音楽、映像、ストーリーの流れ、全体に漂う空気、全てがいちいちかっこよすぎます。服もヘアスタイルもタイツも靴も車もカメラもプロペラもいちいちつぼにはまる!!映画のサントラCDってあんま単体じゃ好きにならないけどこれはまじいい!ヴェルーシュカはもちろん若き日のヴァネッサ・レッドグレイブ超キレイだしちょい役のバーキンもいいしデヴィッド・ヘミングスのいきがったカメラマンぶりも最高★60年代シーンを切り取った映画は数あれどこれだけリアルに、生々しく時代の空気を自然に閉じ込めた映画はほかにない!よすぎてそれに追いつくほめ言葉が浮かばないくらいベタボレです★
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by manamizw | 2004-07-13 11:17 | 1960s