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カテゴリ:books( 19 )
『不思議の国のアリス』邦訳
『不思議の国のアリス』が好き。
ロリコン数学講師がお気に入りのアリス・リデルのためだけに作ったたわいのないお話。
意味がないのに魅力的。
意味がないから魅力的。
言葉遊びとアリス・リデルへの(変態まではいかない)愛情。
素敵過ぎる!まじでうらやましいな、アリス・リデルが★

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by manamizw | 2005-03-01 04:19 | books
Funeral Blues (W.H.Auden)
昔、英語の授業で読んだオーデンの詩。
すっごい有名だから知ってる人も多いと思うけど。わたしはそのとき初めて知りました。
知らない方、ちょっと読んでみてくださいな。

Funeral Blues  Wystan Hugh Auden

Stop all the clocks, cut off the telephone,
Prevent the dog from barking with a juicy bone.
Silence the pianos and with muffled drum
Bring out the coffin, let the mourners come.

Let aeroplanes circle moaning overhead
Scribbling on the sky the message He is Dead,
Put crepe bows round the white necks of the public doves,
Let the traffic policemen wear black cotton gloves.

He was my North, my South, my East and West,
My working week and my Sunday rest,
My noon, my midnight, my talk, my song,
I thought that love would last forever: 'I was wrong'

The stars are not wanted now, put out every one;
Pack up the moon and dismantle the sun;
Pour away the ocean and sweep up the wood.
For nothing now can ever come to any good.

すっごく悲しい。
特に3パラにきたあたりで、授業だってことも忘れて涙が出てきた。
普段詩は全然読まないし、毛嫌いしてたところがあったので、自分でもすごいびっくりした。

つまり「彼」って「私」の全てだよね。あー。やっぱり泣ける。
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by manamizw | 2004-10-20 03:00 | books
抑圧された無意識があらわすもの
「キャラッ8」なる心理テストのようなものをやってみました。その人の体型や骨格から性格がわかる、ってうたってるものなので、正確には心理テストじゃないんですけど、まあそれ系です。質問に答えてって、独特な動物に分類されるっていう。心理テストってなにやっても「あ、当たってる」が半分「んーそうかなぁ」が半分なものかと思ってましたけど、これはヤバイです。当たりまくり。ていうかバレまくり?

わたしはあんまTVとか見ないので知らなかったんだけど、これって「グータン」とかいう番組から派生してきたものみたいですね。でもわたしがやったのはこの本じゃなくて、バイト先にあった雑誌の切り抜きだったんですが。で、今調べたらこれ書いたのって名越康文。名越康文ってだれかと思ったら山本英夫「ホムンクルス」の原作ブレーンじゃん!

a0035483_1433159.jpg「ホムンクルス」、やばいです。すごいおもしろい。こういうの漫画にしちゃうのすごいなーとか思ってたけど、そういうつながりがあったなんて。これは、いかにもわけありげなホームレスが、報酬のために頭蓋骨に穴を開けて第6感を目覚めさせる手術(ていうか人体実験)を受けることから始まる話。手術の後から、彼の左目にはヘンなものが映り始める。(ちなみにこのホームレスの主人公の名前は「名越」。)

人の無意識の抑圧とか、精神的な歪みのようなものをすごく納得がいく形で漫画にしている。ホムンクルスの解説シーンとか、現実と重ね合わせて「そうそうきっとそう」「絶対そう」とか思いながら読んでる。3巻で、「六感じゃなくて五感が研ぎ澄まされただけ」の説明とか妙に納得しちゃったし。
「人間というのは『身体』からいろいろな情報を、異常な緻密さで、とらえることができるようになってます。身体の微妙な緊張、筋肉の収縮、重心の偏り、顔の表情筋の動きなど。言ったらきりがありません。さらには身体や表情に現れているその人の不安や怒り、喜びや、欲求など。さまざまな内面の感情の変化を自分でも意識しないうちに、読み取って生きてるものです。例えば、誰かにプレゼントをあげて中身を開けた時に、笑顔で『ありがとう!』…と喜んでいても、それが本当に喜んでいるのか、もしかしたらそんなに嬉しくないモノだったのか…その人の雰囲気でわかるでしょ、それがまったく同じ笑顔でも。それを、みんなは『雰囲気』という言葉でごまかしているだけで、実は、身体から無意識に莫大な情報を垂れ流し、無意識に莫大な情報を受け取っている…五感を使って」

漫画なのにって半分馬鹿にする反面(ちなみに漫画は大好き☆ですよ)、読むといろいろ考えちゃって。この人すごい、こんな漫画かけるのってまじですごいといちいち尊敬してました。おもしろく引っ張ってくれるので、今わたしがやめられない漫画のうちのひとつです。でもまだ連載中なので、すごくじれったい。わたしは週刊誌(スピリッツ)で毎週ちまちま読むよりも、単行本で一気にがーって読みたいタイプだから。でもそれでも毎週チェックしてて、コンビニで立ち読んでて鳥肌立てたりしちゃってるんだけどね。
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by manamizw | 2004-10-19 01:45 | books
femme fashion
ファム・ファッション 輝く女優たちの装い(二見書房)

a0035483_12563.jpgこういう軟派な本って好きじゃない。
大した知識も情報も載ってなくて、なにかほかにあるものから再編集してきたみたいな、いかにも初心者向けなピラピラな内容。

でもバルドーとかバーキンの、初めて目にするスチールが何枚か入ってたので、「使えそう」とか思ってうっかり(その2~3枚のために)買ってしまった。
普段毛嫌いするようなものを買うのって、ほかの人には意味がなくても自分ではみょうに恥ずかしかった。

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by manamizw | 2004-10-09 01:08 | books
まったり読書
a0035483_1525113.jpg長めのいい部屋 フジモトマサル
高校生のころによく読んでた「雑貨カタログ」。連載された漫画(この言葉は適切じゃない気がするけど。)をまとめた、大人絵本のようなもの。イラストがとにかくかわいい。ストーリーはちょっとくすっとくるかんじで、のんびりまったりしている。独特の間のようなテンポのようなものが絶妙で、ぱらぱら読むのもじっくり読むのにもいいかんじです。ペンギンに憧れる白熊とか、旅行に行くたび必ず変なお土産を買ってくる猿とか、マイペースなシャム猫とか気が弱いライオンとか、いちいちキャラがおかしい。わたしはやっぱり猫★が好きだけど。
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by manamizw | 2004-09-04 01:52 | books
女生徒 太宰治
a0035483_112614100.jpg過剰な自意識が自分の動きを封じてしまう。
いつも自分を演じていて、ほんとうの私は誰にも見せられない。
自分の醜さに、嫌気が差す。
こんな自分が生きていく価値なんてない。
生きる理由もないし。
何も考えてなさそうな屈託ない明るい人を演じる内側に
すごくどろどろしたものがあって、
なにかの拍子に噴き出してしまいそうになってこわい。
でもいっそのこと全部噴き出てしまえばいいのに。
もうこんなことをいつもいつも考えていることが嫌でたまらない。

太宰の『人間失格』を読んだときの衝撃は忘れられない。
こんなにも汚らしく醜くあさましい自分、と似たように生きてきた人がその中にいたから。
そのときから私の心の中に太宰のスペースが生まれた。

この『女生徒』も、毎日つらつらと考えていることがあまりにも似ていて
やられた、と思った。
なんで太宰はこんなものを書けるのか。

でも私とこの女生徒が違うのは
私は終わりのでない考え事で時間を費やしてただ生きているけど、
この女生徒は毎日をしっかり生きているということ。
本人は文中で
「こんなことばっかり考えてて、むしろ軍隊にでも入って
ただ睡眠を望むだけという生活をしてみたい」的なことを思ったりしているけど
私からしたらよほどしっかり生きてる。
ごちゃごちゃした内面のために毎日の生活がストップしたりしないもの。

でもなによりもこの作品が持つ乙女な雰囲気が大好き。
下着にこっそり薔薇の刺繍をしてひそかに得意になったり、
素敵な風呂敷をひざの上にのせて、誰かこの風呂敷に目を止めてくれる人がいたら
私はそれだけでその人に一生を尽くせる、なんて思ってみたり。

作品社出版の『女生徒』は、写真が佐内正史。
装丁の美しさと太宰治という組み合わせに惹かれて買ったものだけど、
すごくお気に入りの一冊。
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by manamizw | 2004-08-03 11:35 | books
パリと子供
a0035483_19523046.jpgPETITS BLEUS DANS PARIS /Joelle Leblond
写真絵本。男の子がパリで迷子になって泣いているとどこからともなく青い鳩がやってきて、導かれながら一緒に家に帰る。っていうどうってことないストーリー(たぶん。フランス語はわからないけど写真で見るにそんなかんじ)なんだけど、モノクロの写真にパリの街並み。小さな男の子。男の子のセーター、靴、鳩だけ青に着色してあって、すごくかわいらしい絵本です。どうもパリとか子供とかモノクロ写真とか、そういうキーワードに弱いみたいで、思わず買ってしまいました。
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by manamizw | 2004-07-27 19:57 | books
子供の騒音
a0035483_1805173.jpgツインクル 冬野さほ

絵がかわいい!のはもちろんだけど、描かれる子供がとにかくかわいい☆子供がたてる独特の騒音や擬音の描写がひっじょうに鮮やかで、子供の普通の日常が当たり前に目の前に広がります。ていうか自分の子供の時の日常風景がすごく思い出される。こういう「普通の感覚」を表現できる人って尊敬してしまいます。あ、ちなみにまんがです。短編を集めたものなので、まんがってか作品集と呼ぶにふさわしい☆
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by manamizw | 2004-07-26 18:04 | books
悲しい、でも美しい
a0035483_1885556.jpg赤い蝋燭と人魚 /文 小川未明 絵 酒井駒子
絵本ラヴ☆な私は酒井駒子って『よるくま』とかでしか知らなかったんだけど、ある日本屋で瞬時に恋に落ちた(またまた。ほんとにいつでもどこでも運命的な出会いってあるものです)この絵本のイラストも酒井駒子だと気づいたときはほんとにびっくりしました。小川未明の超有名な童話は、子供のときに読んだきりだったけど、改めて読み直すとイラストの効果も重なって非常に怖くて暗くて悲しいお話でした。でも子供時代に読んだ本が手元にいつまでも置いておきたくなるような装丁で出版されるのってすごく素敵なことだと思いません?
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by manamizw | 2004-07-23 23:44 | books