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くノ一忍法
2004/07/09
遊撃の美学 中島貞夫@新文芸座


二本立てのもう1本です。最初の1本、カジの「ジーンズブルース」が終わって休憩中、ふと気づいたら周りがほぼ男性客で埋まっていました。R指定とかPG12とかじゃなく、「成人映画」なのは知ってたけど、こんだけ映画館で女性が少ないのは初めての経験だったので、どうなのこれ?とちょっと不安になってしまいました。映画館で成人映画を見るという抵抗はまったくなかったけど、その環境にちょっとドキドキだったかも。

さて、どんだけエログロなのよ、と思っていたけど、意外とってかかなりソフトな描写とコメディタッチで、ぶっちゃけの感想は「変な映画~」。エロ忍法のシーンはその情景より後ろに流れる音楽が妖しさ満点☆男を惑わす天女の舞みたいなのも私的に大ヒット☆☆「忍法筒枯らし」(精液はおろか血液まで吸い取ってカラカラのミイラじいさんみたいにしてしまう)とか「やどかりの術」(おなかの胎児をほかの人のからだに移してしまう!)とか、名前忘れたけどなんか体からピンクのガスみたいなの出したりとか、いちいちおかしい。でも映画として続けてみてるとなかなか「おもしろい!」までいかないのです。おかしいの。やっぱ変な映画でした。

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# by manamizw | 2004-07-12 18:14 | cinefil
ジーンズブルース 明日なき無頼派
a0035483_171549.gif2004/07/09
遊撃の美学 映画監督・中島貞夫@新文芸座


最終日駆け込みで文芸座の中島貞夫特集を見に行ってきました。しかし文芸座はほんといいラインナップ組みますね。私的には、もう少し映画館自体が薄汚れた、てえかさびれてた方が雰囲気あっていいと思うんだけど。
「中島版ボニー&クライド」とかチラシかなんかに書かれていて、まあそうなんだけど、もう一息!みたいなかんじ。おもしろいけど、もっとおもしろくもできたのでは…的な。犯罪者カップルが罪を重ねながら逃亡する、の一言でこの映画は終わってしまう。もちろん細かい笑いの演出みたいなのはあるんだけど。
でもカジがかっこいいからいいのです。この映画を見ながら、もう少し髪を伸ばそうと決めました。ゆるゆるの女の子っぽいパーマかけたいとか思ってたけど、当分やめます。

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# by manamizw | 2004-07-12 17:05 | cinefil
真珠の耳飾りの少女
a0035483_145451.jpg2004/07/11
真珠の耳飾りの少女 @シネスイッチ


ちょっと気になっていた真珠の耳飾りの少女を見てきました。「すごい見たい」わけではなく、「機会あれば見てもいいかな」的なあまり高くないテンションだけど、ちょうど機会ができたので。


思っていた以上に、抑圧された雰囲気漂う映画でした。非常に淡々と。ストーリーもフィクションだということを忘れそうな、というか「こういうことだったんだ」と普通に信じられる、自然な展開でした。

でも一番印象的なのは、映像の美しさ。光の使い方が本当に絵画のようで、すっかり魅了されました。「唇をなめる」とか、「針で耳に穴をあける」とか、そういうどってことない行動がすごく官能的。なんか、実際でもそうだけど、即物的な気持ちや行動より、なにもせず、ただ同じ時間というか空気を共有できるということの方が大きいなあと改めて思った。フェルメールには妻子がいてこれでもかってほど子供を次から次へと作ってるし、グリートだって、適当、いや妥当、というかそれなりの恋人のような人がいて、でもフェルメールとグリートの二人だけにしか共有できない空気のようなもの。それは妻でも、パトロンでも代用できない。安易にグリートに手を出さないフェルメールの人物設定に非常に好感が持てました。

透明感ありありで、なんか透けてそうなスカーレット・ヨハンソン。この人はなんでこんなに透けてるんだろう。でも存在感がないのとは全然違う。フェルメールにピアスをあけてもらうあのシーンの表情は、あらゆる感情をひめていて本当に心に残りました。
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# by manamizw | 2004-07-12 14:43 | cinefil